小川内初枝「長い予感」読了

長い予感

長い予感

小川内初枝



初!小川内初枝です。

1966年生まれ。2002年に「緊縛」で第18回太宰治賞受賞。

‘女性に特有の孤独や揺らぎの感情を掬い取って描き出す筆力が魅力’と

本のカバー(裏表紙裏・・・名称がわから~~ん)に書いてありました。



雑誌クロワッサンの本の紹介コーナーで興味を持って読んでみました。

ゆらり/私の家/箱の中/再会/いつか、また/花を摘む

という6つの短編からなっている。

6編目はこの「長い予感」のために書き下ろしたもので

5編を統合してひとつのストーリーとするようなもの。



紗絵と千春姉妹の20代から40代の出来事。

日常生活なんだけれど恋愛模様を中心に描かれている。



なぁんか不思議な雰囲気・・・

きっと誰の心の中にもそういう思いは存在するのだろうけれど

そんなに時の流れに身をまかせてゆらゆら~~っとしてるものだろうか?

もう少しあがいたり、感情の起伏があったりするんじゃないかなぁ~

なんて思いながら読んだ。

というか淡々と綴られていて、葛藤したりする部分については本人の言葉であまり語られていないからなのかなぁ~



箱の中 と 再会 は久しぶりに再会した二人のそれぞれの側から描かれていて

この2編は感情表現が豊かかな~~



それにしても??って感じで『ゆらり』から始まった物語が最後の『花を摘む』までいきつき読み終わると「長い予感」というタイトルが胸に響くのだ。



不思議・・ふしぎ・・って思いながらも

彼女の「うちへかえろう」を読んでみたくなった。




実を言うとこの小説で一番受けたのは

紗絵と千春の両親が

二世帯住宅をたてて別々の世帯で住み始めたってこと・・・



あのぉ~~~わたしも

思ったことがございます。



ダンナがね、両親があの世へ行ったら

自分はあの土地に住むつもりって言ったことがあって



心の中でウゲッ・・・住みにくいのに・・・と思ったけれど

ふっとどうしても住むんだったら2世帯住宅にして

別所帯にしよ~~って思ったのです。



だっけど水周り別々にすると光熱費かかるよ~~~

ってリアル友に言われた

なぁんてことがありました。



ただ、思っただけで

まだ親住んでますし、家建てるだけの資金ありませんし・・・

なぁんてね!



まぁそんなふうに

短編の中には

あぁ~~こんな感じどこかで経験したかも・・

っていうのを

思いながら読んだのでした。

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